2025年8月に参加したニューヨーク開催のMelee the Showについて、
今回は会期中の雰囲気や来場者についてお伝えします。
ショーについての概要や準備編については過去の記事をご参照ください。
Contents
会場の雰囲気
ニューヨークの会場は、ハドソン川を一望できる建物です。
川に面している側は、ほぼガラス張りなので、自然光が入り、とても明るく開放感がある空間でした。


概要のところでも書きましたが、各ブースのガラスキャビネットは主催者側がしたものなので、会場全体がすっきり統一されています。

会場自体も、会場内部も、展示しているジュエリーを引き立たせてくれるような、ラグジュアリーな雰囲気を大切にしている印象を受けました。
会場サービス
ドリンク
ドリンクは三日間、いつでも常備されていました。
水・ジュース・コーヒーも各種用意されており、午後にはシャンパンまで振る舞われます。

ランチ
ランチは11時〜15時くらいまでビュッフェ形式で用意されます。
ベジタリアンにも配慮されたメニューで、どれもとても美味しくいただくことができました。

ドリンクもランチも、出展者・来場者ともに利用可能になっていて、全体的にクオリティが高く、快適に過ごすことができました。
初日のカクテルパーティー
交流とネットワーキング
こちらは出展者のみが招待される、初日の展示後のパーティーです。
今回は会場近くのメキシカンバーで開催され、カジュアルで気軽に参加できる雰囲気でした。

会場が少々小さいこともあり、あまり動き回ることはできなかったのが残念ではありましたが、
他の展示者との交流、そしてネットワーキングの場として、とても有意義な機会をショーが用意してくれていました。
セキュリティと安心感
開催時間中、会場の入り口と会場内には常時ガードマンが配置されています。

今まで出展した国際展示会で、一番セキュリティがしっかりしていると思いました。
セキュリティスタッフは、見るからに逞しい方々が配備されていて、
でも、朝会場に着いて挨拶すると皆さんとてもフレンドリーに笑顔で挨拶を返してくれました。
私は、一度パリの展示会で盗難に遭うという痛い目に遭っているので、展示物の管理には特に気を使っています。
今回は、鍵付きのガラスキャビネットでしたので、終業後は鍵を閉めるだけで手軽で安心でした。
来場者の特徴
バイヤーとプレスのみ、一般来場はなし
Meleeの来場者は、事前に公式サイトから来場者の登録をすることが必要で、バイヤー、もしくはプレスの方に限定されています。
他の展示会では、展示者が来場者にフリーのチケットを送ったりすることができるところもありますが、Meleeではそのようなチケットがありません。
その分、来場者の数は多くはないのですが「本気で買う・探す」姿勢のバイヤーさんのみが来場している印象を受けました。
その分、無駄な商談も少なく、三日間という限られた展示時間を効率的に過ごせたと思いました。
アメリカ人は、特にその場で早い決断をする、というのは今回も感じたことです。
国際見本市によっては、同業者や学生さんが勉強のために、または他の業界の方が売り込みのために(マーケティングなど)来場していることも多いのですが、そのような来場者は少なくとも今回、私は一人もお会いしませんでした。
出展者はヨーロッパ、日本、なども含む国際的なショーではありますが、
来場者に関しては、来場者の約9割がアメリカから、
残りは主にヨーロッパで、アジアや他の地域の方を全く見かけませんでした。
撤収作業
三日目の最終日、終了時間18時からの一時間以内に撤収を完了しなければなりません。(18時前に始めるのは厳禁)
これは展示会の中ではかなり短い撤収時間の決まりなので、終了後、みんな黙々と素早く片付け作業に入りました。
でも、展示作品を運んできたスーツケースは会場の係の方が各々のブースに持ってきてくれますし、サポート体制は最後まで整っていました。
ガラスケースの中の作品を出して、最初の状態に戻して去るだけなので、とても撤収もスムーズに行うことができました。
まとめ
Melee the Showでの参加を終えて、改めて感じた点とまとめです。
- 明るくラグジュアリーな会場
- 出展者と来場者双方に配慮された環境(食事・セキュリティ・準備のしやすさ)
- 本気のバイヤーが集まる効率的な商談の場
→ 「数より質」を実感できる展示会
今後参加を検討されている方の参考になれば幸いです。
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