海外展示会ガイド for アーティスト&ブランド

海外展示会ガイド

海外展示会に出てみたいけど、何から始めればいいの?

そんな疑問を持つアーティストや作家、小規模ブランドの方へ向けて、

海外展示会の選び方、出展準備、費用、ブース設計のポイントまで、実体験をもとに解説していきます。

紹介する展示会は、インテリア・テーブルウェア・アクセサリー・ジュエリーなど、ハンドメイドやクラフト系の商品に適した国際展示会に特化しており、

B2B(企業間取引)型のトレードフェアから、B2C(一般来場者を含む)まで、タイプの異なる展示会を取り上げています。

初めての出展でも安心して準備できるような、実践的なガイドとしてご活用ください。

Maison&Objet展示会場の外観(パリ)

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▶︎なぜ今、海外市場に目を向けるべきなのか?

ヨーロッパやアメリカでは、日本の職人技による完成度の高さや繊細な美しさが高く評価されています。
特に、手描きや手作業でしか表現できない独特の質感や、日本ならではの感性が生み出す芸術性は、ハイエンド市場において特別な価値を持っています。

私自身、個人でブランドを立ち上げ、ヨーロッパとアメリカの国際展示会に参加してきたことで、新規の顧客やネットワークを広げることができました。

その経験から、海外展示会への出品はとてもおすすめできる手段だと感じています。

とはいえ、個人アーティストや小規模ブランドにとって、海外進出の大きなハードルは「資金面」です。
補助金の対象になりにくいケースも多く、費用を抑えた出展戦略が必要になります。

本記事では、そうした点も考慮しながら、海外展示会に向けて押さえておきたいポイントを実体験を交えてお伝えしていきます。

▶︎この記事でわかること

海外の展示会に参加を検討する時におさえたいポイントは7点あるのですが、

2回に分けてお伝えしていきます。 

今回はメディアの準備、展示会の選び方と英語についてです。

海外進出の第一歩 – HPやSNSを充実させる

ブランドの「見せ方」が海外進出の鍵

多くの展示会では選考プロセスがあり、キュレーターがブランドの雰囲気や品質を審査します。

そのため、自分の世界観をHPやSNSで明確に伝えることが重要です。

また、メディアで伝えられる作品やコンセプトはその後の展示場所の配置にも影響しますので、選考段階から充実させておきましょう。

Instagramは必須

今や、選考時に、インスタグラムのリンクの入力は必須になっているところがほとんどです。

選考時になくても、インスタは展示中、展示後のバイヤーとの交流や、他の展示者とのネットワーキングとしても使われますので必ずやっておきましょう。

HPで最低限準備すべきこと

選考時にキュレーターの方が最もチェックするのがHPです。

作品のギャラリー、そしてアーティストや作家ならプロフィール、ブランドならコンセプトやストーリーが分かるようなHPが必要です。

英語の準備

また、展示会参加が決まってからも色々な国の方が見ることを前提に英語版で用意しましょう。

今は自動翻訳機能もありますが、下記の理由でちゃんと英語版で用意することを推奨します。

▶︎ブランドコンセプトやストーリーは、翻訳精度の影響を受けやすい
▶︎特にクリエイティブな分野では、意図した表現が伝わらない可能性がある

自動翻訳ではブランドのニュアンスが正しく伝わらないことがあります。

どの展示会を選ぶべき?

自分の作品と展示会のコンセプトが合っている

  • 自分の作品に展示会の雰囲気が合っているか?
  • 価格帯や好みが、展示会に来るバイヤーと合っているか?

これらは、展示会側が展示者を選考する際にも見ていることですが、

せっかく出展した展示会で良いご縁をつかむためにも、

申し込む時に自分の作品と展示会のコンセプトが合っているかどうか、を良くみましょう。

今こちらを読んでいただいているアーティストや作家やブランドの方は、

作り手のこだわりやユニークさがあり、品質にこだわったハンドメイド作品などを評価してくれる展示会を探す方が多いのではないでしょうか?

この後ご紹介する海外展示会でもそのようなコンセプトを持った展示会を取り上げていきます。

現地視察は必要?

展示会の雰囲気を掴んで、実際に出展するかを決断するためにも、現地視察とても有効です。

でも今は、主催者側がホームページやSNSで写真やビデオ付きで発信していますし、出店者のSNSでの投稿で情報も豊富で、会場の雰囲気を掴むことは可能です。

私はHPや他の展示者の写真などで雰囲気を掴んで、現地視察なしに出展したこともあります。

このサイトでも色々なトレードフェアの様子を写真付きでシェアしていきますので、必ずしも必要、と私は言いません。

日本からヨーロッパやアメリカへ行く渡航費は安くはないですからね。

費用と準備の負担が少ない展示会を狙う

前述の通り、資金力がない、と言う前提でのお話ですが、

展示会の参加費用やブース組み立ての負担が少ない展示会をおすすめします。

海外の大きなトレードフェアは、ブランドがそれぞれのブランドアイデンティティーに沿ってブースをデザインして業者に組み立てをしてもらいます。

デザイン代、業者への委託料など、費用はかなりかかります。

そこで私がおすすめするのは、すでに会場側で簡易ブースをある程度標準で用意してくれていて、あとはディスプレイ用のテーブルや棚をレンタルして用意するだけ、というパッケージがある展示会です。

私が参加したことがある、または検討している展示会でそのようなパッケージがあるものは下記の通りです。

  • Maison&Objet(Paris)Craftセクション: 世界最高峰のインテリア&デザインショー
  • Shoppe Object(New York): 近年急速に参加者や認知が上がっている、洗練されたギフトショー
  • Handwerk&Design(Muenchen): コンテンポラリージュエリーの世界では最も権威ある展示会のひとつ。ジュエリー作家に特におすすめですが、陶芸やガラス工芸など、他のクラフト系アーティストも出展可能です。

それぞれの展示会に関しては、別の記事で詳しくご紹介しています。

英語はどのくらい必要?

また英語の話になってしまいますが、国際展示会なので、英語はやはり必要です。

ヨーロッパの展示会でも、ある程度の規模の展示会であれば主催国の言語ではなく英語で情報発信されますし、主催者側とのコミュニケーションも可能です。

現地でも、バイヤーを含む来場者のほとんど英語でやり取りできます。

最低限必要な英語スキル

展示会参加の目的を達成するためには、ビジネスレベルの英語が求められます。

ただし、ネイティブのような流暢さは不要で、最低限「商品の説明・価格交渉・納期の確認」ができれば十分です。

また、周りの展示者との情報交換や、来場者ではプレスの方などもいらっしゃって、思わぬネットワークに繋がったりするので、ネットワーキングの為にもスムーズにコミュニケーションが取れるようにしておくことをおすすめします。

英語が苦手な場合の対策

国際展示会が開かれる都市では、大体現地にいる日本人の方で通訳サポートをされている方がいらっしゃいます。

私の方でも、通訳、または展示会参加サポートやコンサルティングを含めたサポートを行っていますので興味のある方はこちらをご覧ください。

よく聞かれる質問などについて、また別記事でご紹介したいと思います。

まとめ

展示会を検討する際に始めておくべき準備や考えるべきポイントについてまとめました。

  • HPやSNSを充実させておく
  • 自分の作品に合った、費用負担できる展示会を見つけよう
  • 英語は必須なので不安な場合はサポートをお願いする

次の記事では、おすすめできる展示会の実際の費用の目安から、出展ブースのデザインや設計、そして商品の持ち込みなどについてご説明しています。

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