【出展検討中の方へ】メゾン・エ・オブジェ(Maison&Objet)|クラフト部門のリアルと5つの魅力

海外展示会ガイド
Maison&Objet展示会場の外観(パリ)

アーティストや作家さん、小規模ブランドさんでヨーロッパのマーケットに進出したい方。

前回の記事でもお勧めしている国際展示会の一つとしてご紹介したのがパリで開催されるメゾン・エ・オブジェ(Maison&Objet)です。

その中でも、クラフト部門(CRAFT)

なぜここがお勧めなのか?

結論からお伝えします。

  • ヨーロッパのマーケット進出のきっかけを作ることができる
  • ハンドメイド作品を評価してくれる、目の肥えたクライアントに出会える
  • 出展実績によって、ブランドの信頼性を高めることができる
  • 魅力的な展示者達とネットワーキングできる
  • ブース展示費用が良心的である

私自身、2022年と2024年にクラフト部門(CRAFT)で出展し、実際の会場の雰囲気や来場者の反応、展示会の特色を肌で感じてきました。

その経験を元に、出展者の視点からまとめてお伝えします。

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メゾン・エ・オブジェ(Maison&Objet)クラフト(CRAFT)部門とは?

基本情報

パリで年に2回開催されるメゾン・エ・オブジェ(Maison&Objet)は、世界中のバイヤーやデザイナー、ブランドが集まる、インテリア・デザイン業界最大級の国際見本市です。

  • 開催時期: 2月、9月
  • 期間:5日間
  • 出店数
    • 全体: 2,302 (2024年9月実績メゾン・エ・オブジェ公式サイトより)
    • クラフト部門: 約150(出店時クラフト部門からの情報より)
  • 来場者数: 53,923(2024年9月実績メゾン・エ・オブジェ公式サイトより)
  • 会場: PARIS-NORD Villepinte(最寄駅Parc des Expositions)パリのシャルルドゴール空港の近くです。
  • 出展と来場資格: B2B

引用:https://www.maison-objet.com/en/paris/exhibit

クラフト(CRAFT)部門について

Maison&Objet展示会場の様子(パリ)
Maison&Objet Craft 展示会場の様子(パリ)

クラフト部門はメゾン・エ・オブジェの中でも、優れた工芸品やアーティスト独自の希少性、ユニークな作品を厳選にセレクトした部門。

申し込みも別枠になっています。

自分の世界観やユニークさを大切にしたハンドクラフト・ハンドメイド作品をつくるアーティストにとって、まさにぴったりの展示機会です。

おすすめの理由

ヨーロッパのマーケット進出

メゾン・エ・オブジェは国際的な展示会ではありますが、実際の来場者の約90%がヨーロッパ圏内から。 (2024年9月実績メゾンオブジェ公式サイトより)。ヨーロッパ市場をターゲットにしている方には、まさにうってつけの場です。

引用:https://www.maison-objet.com/en/paris/exhibit

来場者はリテーラー、バイヤー、プレス、ホテル関係者、レストラン関係者など幅広く、ビジネスにつながる絶好の機会となります。

良いクライアントと出会える

クラフト部門は特に、来場する方も特別な物を探しに、目の肥えた方々が訪れ、高度な、時間をかけた品質の高いものを評価してくれます。

大量生産ではない、一つ一つ大事に創り上げた芸術品の価値を分かってくれる、良いクライアントさんと出会えます。

ブランドの信頼性が高まる

出展の実績そのものが、ブランドの信頼性を高める強力な武器になります。

メゾン・エ・オブジェに出展した、ということは、メゾン・エ・オブジェのキュレーターの厳選な審査を通った、ということなので、それだけで、お客様に向けて大きな信用となります。

プロファイルメリットがあるのです。

特に、クラフト部門は、審美眼が高く、美しいものや品質の高いものでないと通してもらえない、ということで知られております。これは私も展示者同士の会話で知ったことです。

実際、私も、メゾン・エ・オブジェに出展、という経歴のおかげで、将来のクライアントとのコミュニケーションが非常にスムーズにいった経験があります。

魅力的な展示者達とネットワーキング

周りの展示者達も厳選な審査を通ってきたので、とても魅力的なアーティスト、ブランドばかりです。

それぞれの作品の特色、こだわりやストーリーを聞くのもとても刺激になります。

そして個人で出展している人が多いので、みんな協力的なのです。ご近所同士で、少し席を外す時は助け合ったり、情報交換したり。

将来の出展のためにも、とても有意義なネットワーキングになります。

ブース展示費用が良心的

そして資金が豊富でない個人や小規模ブランドにとって心配な展示費用。

通常、展示会ではブースデザインを全て一から作り上げて、通常は業者に委託します。床、壁、色塗り、中の展示スペースから全て。考えただけで費用と手間が膨大です。

それに比べて、クラフト部門は、下記のものが既に用意されています。

クラフト部門で事前に用意されているもの
  • ライト
  • 電源
  • 鍵付きストレージボックス(貴重品など収納できる)
  • 展示者紹介パネル

床と壁と棚は全て白で統一されています。

なので、自分で用意するものは、

展示棚(壁に取り付けるか、デスクや棚を置く)だけなのです!

Maison&Objet 2024出展時ブースの様子
Maison&Objet 2024出展時ブースの様子

私は壁に取り付ける小さい棚を自分で持参して取り付け、展示するデスクをレンタルして作品をディスプレイしました。

ブースデザインと設計については次の記事で、

出展申し込み方法と一緒にさらに詳しくご説明します。

その他

言語

来場者はフランス人がやはり多いのですが、ほとんどの人は英語ができますし、向こうも英語で話しかけてきます。

95%の来場者は英語ができるので、私はフランス語の通訳を雇ったことはありませんし、問題はありませんでした。

出展サポート

Maison&Objet出展にて、バイヤー対応中の様子。
Maison&Objet出展にて、バイヤー対応中。

慣れないヨーロッパでの出展。出展者は申し込みからクライアントとのコミュニケーションなど、フルサポートを外部に頼んでいる人も多いです。

私が運営しているNaviact YKでは実体験に基づいた英語通訳を含む現地でのサポート、個別のアドバイスやコンサルタント、サービスをご希望の場合にも対応させていただいておりますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

出展者目線だからこそ伝えられる、Maison&Objetクラフト部門のリアルな魅力と実情。

以下に改めておすすめ理由をまとめます。

  • メゾン・エ・オブジェ、クラフト部門参加はヨーロッパ進出に有効
  • ハンドメイド作品を評価してくれる、目の肥えたクライアントに出会える
  • アーティスト、小規模ブランドとしてのプロファイルメリットが大きい
  • 魅力的な展示者達とネットワーキングできる
  • ブース展示費用が良心的である

実際に「出展してみたい」と思った方にとっては、申し込みの流れやブース設営の現実的な話も気になるところかと思います。

次の記事では、私自身の出展経験をもとに、Maison&Objetクラフト部門への申し込み方法とブースデザインや準備についてご紹介します。

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