【交通・宿泊編】メゾン・エ・オブジェ出展で便利なホテルとアクセス方法まとめ

海外展示会ガイド

パリで開催される国際見本市、メゾン・エ・オブジェ(Maison&Objet)に出展する際、会場へのアクセスや宿泊はとても重要な要素です。

5日間の展示期間中を元気に過ごす為にも、移動や滞在はできるだけスムーズに、効率よく、コストを抑えつつ、、でも快適に過ごしたいものです。

Maison&Objetの展示会場の外観(パリ)
メゾン・エ・オブジェの会場Paris Nord Villepinte

大事なポイントを最初にお伝えしておきます。

  • 展示会は体力勝負。利便性と効率を重視した動き方が大事。
  • 会場から近い空港周辺のホテルを早めに予約。
  • ウィークリーパスで電車代をお得にして、気楽に移動。
  • 便利なスーパーを活用して快適に過ごす。

今回の記事は、一部は出展者のみではなく、来場者全般にも参考にしていただける情報となっていると思います。

メゾン・エ・オブジェについての基本情報やリアルな出展費用については下記の記事を参考にしてください。

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効率の良い動き方

到着初日、どう動く?

Maison&Objetの展示会場の近くのホテルでチェックインして準備している様子(パリ)
到着日初日、ホテルでチェックインして会場へ移動の準備。

まず、空港に到着してからの行動ですが、私がお勧めするポイントと順番は下記の通りです。

  1. 展示開始の前日到着(クラフト部門出展なら用意は大体半日あれば十分)。シャルル・ド・ゴール空港から空港近くのホテルにチェックイン
  2. 持てるなら展示物とブース設置用の荷物だけをまとめる(大きなスーツケース一つにまとめられたらベスト)
  3. 空港の駅へ行ってNavigo Weekly Ticket(Navigoウィークリーパス)を購入
  4. 展示会場へ電車で移動(空港からは一駅か二駅)
  5. ブースの設置、作品を展示

会期最終日どうする?

Maison&Objetの展示が終わり会場から撤収する様子
最終日、撤収して帰るところ。クラフト部門は撤収も楽です。

展示後の撤収については下記の通り動くことをおすすめします。

  1. 準備の時に持っていたスーツケースを最終日の朝持参。
  2. イベント終了後、展示物をパッキングしてお掃除して撤収完了。

2024年9月は荷物を預けておけるクロークのサービスがなくなっていたので、最終日前に確認が必要です。

もし、どこにも置いておけるスペースがなかったら、一旦ホテルに戻る必要はあります。

その為にも、往復しても時間がかからないホテルをおすすめしています。

詳しいことはホテルのところでご説明します。

会場アクセスと交通手段

会場と空港の駅

メゾン・エ・オブジェの会場であるParis Nord Villepinte(パリ・ノール・ヴィルパントの最寄り駅はRER B線、Parc des expositionsです。

この最寄り駅から会場までは徒歩約3分。ただし、入場には会場外でいつも荷物検査があるので少し時間がかかります。

それから帰りはみんな一斉に駅に向かうので改札で入場のために待つことになります。

空港の駅は同じRER B線、Parc des expositionsからパリと反対方向に二駅あって、Aéroport Charles de Gaulle 1と終点のAéroport Charles de Gaulle 2 があります。

また、両方の駅はCDG VAL(シャルルドゴールヴァル)と呼ばれる無料のシャトル電車が通っていて、航空会社によってターミナル間を移動しなければいけない時に便利です。

Navigoパス(一週間券)の購入と活用

Navigoとは

Navigoは、パリの地下鉄・RER・バスなどを1週間単位で利用できる交通カードです。

私は「Navigo semaine(ナヴィゴ・スセーヌ)」という1週間パスをいつも利用しています。パリの市内から空港までのゾーン1〜5がカバーされるのを買ってしまえば、空港、パリ市内、展示会場のすべてに使えて便利です。

デイリーチケットと比べると、かなりお得になりますので(三分の一くらいに抑えられる)、是非Navigoパスを利用していきましょう。

Navigo Weekly Ticket(ウィークリーパス)について

  • 有効期間:​毎週月曜日の午前0時から日曜日の午後11時59分まで有効。 ​
  • 販売期間:​前週の金曜日から当該週の木曜日まで購入可能。 ​
  • 料金:​全ゾーン(1~5)の場合、31.60ユーロ(2025年4月現在)。シャルル・ド・ゴール空港は、ゾーン5に位置しています。​空港周辺のみでの移動を考える場合、ゾーン4-5のNavigoウィークリーパスが該当し、料金は28.20ユーロです。

私は展示後にしばらくパリに滞在するので全ゾーンをいつも買っています。

滞在を延ばした方が良い理由は前の記事にもある通り、クライアントとのアポイントが入ったりすることがある為です。

到着日や出発日の曜日によってはデイチケットを買って上手に組み合わせることをおすすめします。

Navigo Weekly Ticket(ウィークリーパス)の買い方

今Navigoの登録とチャージはアプリでできるようになって便利になったのですが、

一部の日本のユーザーから、EU圏外の電話番号(例えば日本の番号)を使用している場合、アプリでのNavigoパスの購入や利用に制限があるとの報告があるようです。

そのため、アプリで買えなかった場合のために、まずは現地で物理的にカードを買える方法をご案内します。

物理カード購入

まずはNavigo Découverteカードと言われる、非接触型ICカードで、Navigo  Ticketをチャージできるものを買う必要があります。

NavigoウィークリーパスをチャージできるNavigo Découverteカード

Navigo Découverteカードは購入時に、氏名の記入と3cm x 2.5cmの証明写真の貼付が必要です。 ​

パリで撮れるところもあるみたいですが、安心のために日本で用意していきましょう。

購入場所ですが、シャルル・ド・ゴール空港駅で購入できます。

着いたらすぐに買ってしまいましょう。

ターミナルによって以下の2つの最寄り駅があります。どちらでもNavigoウィークリーパスを購入できます。

  • Aéroport Charles de Gaulle 1駅(ターミナル1および3に近接):​Roissypôleビル内に位置しています。
  • Aéroport Charles de Gaulle 2駅(ターミナル2に近接):​ターミナル2Cと2Eの間に位置しています

これらの駅のチケットオフィスでNavigo Découverteカードを購入し、ウィークリーパスをチャージすることが可能です。

アプリでの購入
Bonjour RATPのアプリ

日本の携帯番号ではアプリで購入できないというのが今の情報ですが、いずれ改善するかもしれません。2025年4月時点でのアプリの情報も載せておきます。

  • Navigoカードのモバイル版は、iPhoneおよびApple Watchでの利用が可能。一部のAndroidデバイスでも対応している様子。
  • アプリはBonjour RATPÎle-de-France MobilitésSNCFConnectどちらでも購入可能。(パリ市内の移動が主であればBonjour RATPかÎle-de-France Mobilitésのアプリがおすすめ。
Bonjour RATP
Bonjour RATP
開発元:RATP Smart Systems
無料
posted withアプリーチ
Île-de-France Mobilités
Île-de-France Mobilités
開発元:Ile de France Mobilites
無料
posted withアプリーチ
SNCF Connect: Trains & trajets
SNCF Connect: Trains & trajets
開発元:SNCF Connect
無料
posted withアプリーチ

宿泊場所とアクセス

おすすめは空港周辺

前回の記事でも、ホテルについて少し触れました。

会場のすぐ近くには残念ながら徒歩で行けるホテルがありません。

会場から一駅か二駅で行けるAéroport Charles de Gaulle 1駅もしくはAéroport Charles de Gaulle 1駅近くのホテルが便利です。

この条件に合ったホテルを2つ、私が宿泊した経験をもとにレポートします。

🏨 Holiday Inn Express – Paris – CDG Airport by IHG (ホリデイ イン エクスプレス パリ CDG エアポート)

  • 最寄駅:CDG VAL(PARKING PR)- 無料シャトルでAéroport Charles de Gaulle 1駅まで一駅
  • 会場まで:約25分(一回乗換あり)
  • 朝食・部屋の快適さ:◎
  • 利便性:○(乗り換えはあるが、空港⇄ホテルの移動は非常に楽)

🏨 ibis Styles Paris Charles de Gaulle Airport (イビス スタイル シャルル ド ゴール エアポート)

  • 最寄り駅:Aéroport Charles de Gaulle 1
  • 会場まで:約15分(乗換なし)
  • 朝食・部屋の快適さ:△(やや古め)
  • 利便性:◎(駅から徒歩1分)

お部屋の快適さで言うとHoliday Inn、利便性第一ならIbis、というところです。

次私がどちらかに泊まるとしたら、Holiday Innにします。私は10分の差とお部屋の快適さなら、お部屋重視のためです。

2024年9月はHoliday Innが既に早い段階で満室だったため、Ibisに泊まりました。

ホテル予約はできるだけ早めに

他にも空港周辺のホテルは沢山あります。

以上のアクセス情報をご参考に、出展が決まったらまずホテルの部屋を早めに押さえてください。

この時期は当然、出展者や来場者で泊まっている人も多いので、6泊連続で便利なところは早めに満室になってしまうためです。

滞在中に便利だったスーパー

会期中にいつも利用するのが、RER B線の Aéroport Charles de Gaulle 1駅の改札を出てすぐのところにあるMonoprixです。

日本のコンビニくらいの大きさはあります。

食料品やお弁当は結構豊富に揃っているので、私はここでお水を買ったり、夕食はいつもここでお弁当やお惣菜を買ったりして帰っています。

空港まで行くと、パン屋や食事を買えるところが他にもありますが、案外閉まる時間が早くて、展示後に行くとあまり品数がなかったりします。

駅で言うと、Aéroport Charles de Gaulle 2駅の方が空港内に近いので、降りると日本でも有名なPaulというパン屋などがすぐ見つかります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

下記の通り、ポイントをサイドまとめます。

  • 展示会は体力勝負。準備を含めた6日間、元気に過ごせるよう、利便性と効率を重視した動き方が大事。
  • 会場から近い空港周辺のホテルを早めに予約。
  • ウィークリーパスを買って電車代をお得にして、気軽に移動。
  • 便利なスーパーを活用して快適に過ごす。

展示にあたって、実用的な情報をお探しの方にお役に立てたなら嬉しいです。

個人的なご相談やサポートをお求めの方はお気軽にお問い合わせください。

次回の記事も実用情報の第二弾をお届けします。

私が実際に持参したスーツケースやネット環境、設営の準備についてご紹介する予定です。

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